週明け、メールを開く前に気をつけたい3
週明け、メールを開く前に気をつけたい3つのこと
独立行政法人情報処理推進機構は5月14日、5月13日に発覚した大規模なランサムウェアによるサイバー攻撃の発生をうけ、国内における週明け5月15日の対策について発表した。不審なメールの添付ファイルを開封したりリンクをクリックしたりしないよう呼びかけている。
ランサムウェアは、感染したPCのファイルを暗号化して、使用できないないよう制限をかけ、制限の解除と引き換えに金銭を要求する不正プログラムだ。身代金とソフトウェアを組み合わせた造語。金銭を支払ったからといって、必ずしも制限が解除されるとは限らない。
今回観測されているランサムウェアは、と呼ばれるマルウェア、、、等とも呼ばれるの亜種という。の古いシステムの脆弱性をついたもので、世界規模のランサムウェア攻撃によって7万台以上のコンピュータが被害に遭っている関連記事。なお、日本マイクロソフトによれば、現時点ではで使用されている悪用コードは、10には無効であることを確認しているという。
PC利用者ができる3つの対策
1不審なメールの添付ファイルを開封したりリンクをクリックしたりしない。
今回のランサムウェアは添付ファイルを開封させ、感染させる等の方法が用いられていると報道されている。受信メールの確認をする前に必ず以下の23の対策を実施。また、不審なメールを確認した場合は、開封せずにシステム管理者等に報告し、問題ないか確認すること。
2脆弱性の解消--修正プログラムの適用
から提供されている修正プログラムを適用すること。なお、XP8およびは既にサポートが終了している。今回は影響を考慮し、例外的にパッチが公開されているが、パッチの公開は非常に例外的な対応のため、XP8およびを使用している方は早急にサポート中の製品に移行するよう呼びかけている。
3ウイルス対策ソフトを更新する
各ウイルス対策ソフトをアップデートすること。使用しているウイルス対策ソフトが今回のランサムウェアを検知するかどうかについては各ベンダーに確認のこと。